ホームページ制作業者は数多く存在し、格安から高額な料金まであり、また、料金が必ずしも技術レベルやデザインのクオリティと比例するわけではありません。そして現在のところ、業者の質を見極めるための基準は特になく、お客さまご自身が様々な観点から十分に検討する必要があります。そのためには、(業者自身のものも含めて)その業者が制作したホームページを検証して見極める必要があります。
ビジュアルデザインについては、そのセンスの良し悪しも当然ですが、初心者や高齢者、視力が弱い人や機械操作が困難である人たちへの配慮、マウスやキーボードに依存しない操作性など、使いやすさ、解りやすさも重要です。これらは「アクセシビリティ」または「ユーザビリティ」などと呼ばれています。
対して内部的な面では、HTML(ページ記述言語)やプログラム言語などの専門的な技術レベルの高さを見極めることが重要となり、あまり詳しくない人にとっては特に難しい部分です。
ここでは主に技術的観点から、その見極めの手助けとなるチェック項目をご紹介します。
見かけでごまかしていないか
- ホームページの質を決めるのはビジュアルだけではありません。制作されたページがビジュアル的に優れているからといって、質の高い業者であるとすぐに決め付けないことが大切です。
イエティパパでは…
通産省(現・経済産業省)認定 情報処理 国家資格を持つ技術スタッフと、グラフィックデザインでのノウハウを活かすビジュアルデザイナーが連係して作業を行い、技術的にもビジュアル的にも良質のページを作り出します。
プロの技術者が作っているか
- 今やホームページは、子供からお年寄りまで個人の方でも簡単に作ることができます。その一番の理由は、安価で使いやすい初心者向けのホームページ作成ソフトウェアが多くあるためです。それらの初心者向けソフトウェアは、その主旨においては大変優れたソフトウェアであると言えます。しかし、プロレベルと呼べる高い品質のホームページを作ることはできません。初心者向けであると言う、そもそもの目的や主旨が違い、その設計思想にもとづいて作られたソフトウェアですので当然とも言えます。
これに対してプロの技術者たちは、多くの場合はテキストエディタ、あるいはプロユースのソフトウェアや独自開発のツールを使用してホームページを作ります。初心者向けソフトウェアを使用した場合との違いは、ソフトウェアによる制約がなくなり、目的に対して最適化(きめ細かな作りこみや内部的に不要な部分を排除)することができ、また、問題発生時の対処可能範囲が大幅に広がります。これらは商用レベルにおいては当然とも言える必要条件でもあります。
しかし、初心者向けソフトウェアを使用して制作している業者がごく一部に存在します。その多くは、プロの技術者ではなくビジュアルデザイナーや一般の従業員が制作しています。たとえ見かけ上は同じでも、そのようなホームページは素人の初心者レベルと大差ないとも言え、料金を請求できる商用レベルの質ではありません。
これを見極める目安として、「HTML ソース」をチェックする方法があります。
対象のページをブラウザソフトで表示させてから、Internet Explorer をお使いの場合は「表示」メニューの「ソース」をクリック、Netscape Navigator をお使いの場合は「表示」メニューの「ページのソース」をクリックすると、下のような HTML ソースが表示されます(内容は対象のページによって多少異なります)。
| 1 |
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IBM//DTD HPB HTML//EN"> |
| 2 |
<HTML> |
| 3 |
<HEAD> |
| 4 |
<META name="GENERATOR" content="IBM HomePage Builder V3.0 for Windows"> |
| 5 |
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"> |
| 6 |
<TITLE>Homepage</TITLE> |
|
上のHTMLソースの 4 行目に注目してください。このように
<META name="GENERATOR" content=" |
と言う記述を見つけることができたら(大文字・小文字の違いは無視してください)、その後に続く
IBM HomePage Builder V3.0.4 for Windows |
が、そのページを作るために使用したソフトウェアの名前を表しています。これをチェックしてください。
主な初心者向けソフトウェアには、以下のようなものがあります。
- IBM HomePage Builder
- Microsoft FrontPage Express
- Microsoft FrontPage
- Mozilla(正式名称は Netscape Composer)
|
- Microsoft Word
- Microsoft Excel
- Adobe GoLive
- Macromedia Dreamweaver
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※ これらは決して悪いソフトウェアと言うわけではありません。
この中で Microsoft FrontPage Express や Netscape Composer などは無料のソフトウェアです。また、Microsoft Word や Microsoft Excel などは、そもそもホームページ作成ソフトウェアではありません。これらを使用して制作料金を請求する業者は、良い業者とは言えません。
同時に、Adobe GoLive や Macromedia Dreamweaver の最近のバージョンでは、使い方によってはある程度の質のホームページを作ることができるので、その場合は初心者レベルと一概には言えません。そして前述のようなソフトウェアを使っていないからと言って良質とも限らないので、あくまでも目安としてお考えください。
イエティパパでは…
通産省(現・経済産業省)認定 情報処理 国家資格を持つ技術スタッフが、主にテキストエディタ、必要に応じて独自開発の専用ツールを使用し、正確な書法に従って制作します。
フリーソフトウェアを使用していないか
- BBS(電子掲示板)などサーバーサイドアプリケーションにはプログラムが必要になりますが、インターネット上には、プログラム、つまりソフトウェアを無料で配布している Web サイトが数多く存在します。これらのソフトウェアはフリーソフトウェアと呼ばれ、誰でも自由にダウンロードして使用することができますが、これらは初心者や個人向け、または汎用向けに作られており、あるいは実験的なものもあり、質の良し悪しも実に様々あります。もちろん、ほとんどの場合これらの Web サイトの主旨そのものはすばらしいものです。
しかし、料金を請求しながら実際には開発を行わずに、これらのフリーソフトウェアを使用する業者がごく一部に存在します。制作料金を請求する以上は、当然ながら制作(開発)を行わなければなりません。あるいは外注によって開発するなど、少なくとも請求する料金に見合う、商用レベルに耐えられる質のものを提供する義務があります。
これを見極める目安として、著作権表示をチェックする方法があります。ほとんどのフリーソフトウェアには、ソフトウェア名や開発者の名前を使用の際に表示させるよう義務付けられています。これに違反して表示を消してしまっている場合は、見極めるのは難しくなります。
フリーソフトウェアを配布している主な Web サイトには、以下のようなものがあります。
※ これらの Web サイトで配布しているものは決して悪いソフトウェアと言うわけではありません。
フリーソフトウェアのすべてが必ずしも悪いソフトウェアではありませんが、中には新人プログラマーが、あるいは個人的に趣味とする人が開発したソフトウェアも数多くあり、万が一それらに不具合が発見された、あるいは問題が発生した際の対処や、第三者が作ったものですから、お客さまのご要望にどの程度対応できるのか、と言うような問題もあります。
無料のソフトウェアを使用して相応の料金を請求する業者には気を付けなければなりません。また、著作権表示を消すなどして、これらのフリーソフトウェアをあたかも自社開発したかのように見せようとする業者は、良い業者とは言えません。。
イエティパパでは…
特にご要望がない限り、すべてのプログラムは自社スタッフがお客さまとの綿密な打ち合わせを経て設計から開発やテストまで行い、稼動テストの段階でお客さまに評価していただき、必要に応じて修正し、それらを経た上でお客さまにご提供しております。また、1から設計し、その際の設計書などは管理・保存していますので、カスタマイズやグレードアップなどのご要望には柔軟に対応できる体制を整えております。
標準規格に準拠しているか
- ホームページは世界的な技術ですから、国際的な標準規格が当然あります。そしてホームページを見るためのブラウザソフトもその規格に準拠して作られています。つまり、規格に準拠していないホームページの表示は保証されないとも言えます。ページが正しく表示されない、ページの一部または全体が表示されない、閲覧に何らかの支障をきたす、あるいは、ユーザビリティ(使いやすさ)やアクセシビリティ(高齢者や視覚障害がある人や機械操作が困難である人たちへの配慮)などの点でも問題が発生する場合があります(現在、ユーザビリティやアクセシビリティは世界的に重要課題とされ、ISO や WAI などの公的機関からも指針が勧告されています)。
ホームページに関する技術は W3C(World Wide Web Consortium)と言う組織が標準化を進めています。この W3C が定義して勧告する HTML(ページ記述言語)規格に準拠しているかどうか、よく見極める必要があります。
これには専門的な知識が必要とされて難しいところですが、誰でも簡単にチェックできる有名なツールが「Another HTML-lint」です。HTML の文法を W3C の仕様にもとづいてチェックする、無料で提供されているツールです。以下のページにアクセスし、チェックしたい対象ページの URL をページ内の「URL」欄に入力して「チェック」ボタンをクリックすると、文法チェックされた採点結果が表示されます。
Another HTML-lint Gateway
ただし、この結果が高得点であっても必ずしも良質とは言えず、また、閲覧環境を考慮した結果、標準ではない HTML となってしまう場合もあり、減点された部分が悪しきものとは限りません。あくまでも目安としてお考えください。
| ※ | 「Another HTML-lint」は、W3C をはじめ世界標準規格にもとづいたチェックをしてくれる事実上の標準・定番ツールで、オープンラボラトリによって運営されています。 |
| ※ | 弊社は「Another HTML-lint」およびオープンラボラトリとは何の関係もありません。 |
| ※ | 採点結果は独自の採点方法によるもので、絶対的なものではありません。あくまでも参考としてお考えください。詳しくは「Another HTML-lint」の解説をご覧ください。 |
イエティパパでは…
基本的に W3C の仕様に準拠し、必要に応じて代表的なブラウザソフトに合わせた文法を採用する場合があります。したがって「Another HTML-lint」では満点にならない(軽度のエラーが出る)場合もありますが、「標準規格の HTML + 各ブラウザへの対処」と言う方針を採用し、時代の動向とそれぞれのケースに応じて使い分けています。
閲覧環境を考慮しているか
- ホームページを少しでも多くの人に見てもらいたいと願うのは当然のことです。閲覧環境とは、ハードウェア、OS やホームページを見るためのブラウザソフトの種類やバージョン、さらに各設定のことを指します。閲覧環境は実に様々あり、同じページでも見え方が大きく(または微妙に)異なる、あるいはまったく見ることができない場合があります。前述の W3C の規格に準拠しているかどうかに伴って、ある閲覧環境に特化した設計になっているようなページは良いページとは言えません。
ただし、採用する技術によっては、すべての閲覧環境に完全に対応することは事実上不可能であり、これは程度の問題です。
イエティパパでは…
テスト環境として、OS は Windows と Macintosh の数世代バージョン、ブラウザソフトは Internet Explorer(バージョン4.0から)と Netscape Navigator(バージョン4.05から)、また、低速マシン(CPU150MHz)、低解像度モニタ(800×600ピクセル)を用意しております。それぞれのホームページの主旨や目的に応じて、対象とする閲覧環境を設定します。
技術者の自己満足になっていないか
- 現在、ホームページに使用できる技術は数多く存在しますが、何よりもまず、「見る人のためのページ」であることが大切です。高度な技術をむやみに多用するよりも、その技術が見る人にとって良いかどうか考慮されていなければなりません。閲覧環境によっては表示できないような技術は装飾のみに使い、また、スムーズなナビゲーションの妨げになるような設計は高度な技術でもマイナス効果となります。
ほんの一部の例として、DHTML を多用したアニメーションなどは文字を読むのに邪魔になる場合があります。また、マクロメディア・フラッシュを装飾以外の情報表示のために使用している場合、それがまったく見えない閲覧環境を考慮していないことになります。同様に装飾以外の文字の画像(テキストデータではなく画像データで文字を表示しているもの)など、情報として重要な意味を持つ画像には「代替テキスト」(マウスカーソルを重ねるとポップアップ表示される文字列)を設定することになっていますが、これを設定していない、または用途(本来は画像が見えない人のための文字情報を設定する)を無視して別のテキストを設定している例もあります。
イエティパパでは…
お客さまのホームページの趣旨や対象とする閲覧者のことなどを十分に考慮し、適した技術を採用するよう心がけています。また、主なビジュアル要素は基本的に装飾として使用し、装飾以外の画像には代替テキストを正しく設定します。
アフターケアは充実しているか
- お客さまの疑問やそれによる不安などは、後になって出てくるものです。質問などを含めてお客さまをサポートすることに努めるのは、プロの技術者としての義務です。また、ホームページにとって重要となる更新について、コストや効率を考慮したご提案をする、またはご相談を受ける体制も重要です。
イエティパパでは…
お客さまの質問に専任の技術者がお応えするテクニカルサポート窓口をご用意しております(詳しくは『サポート』をご覧ください)。また、更新についてもご提案をする、またはご相談を承ります(詳しくは『サービス』−『その他のサービス』−「定型ページ更新」をご覧ください)。